訪問看護師のすすめ

訪問看護師のすすめ

「訪問看護師って派遣でもできるの?」って思ったあなた、お答えするわね。

「ええ、訪問看護師は派遣でもできる」の。

「えー、私正職員を希望したんだけど、未経験ってことで断られたよ。それが派遣ってなるとねぇ」って思う人もいるでしょう。

実は派遣で訪問看護師をするほうが、未経験でもなれる可能性が高いの。

そういう敷居が低い訪問看護ステーションのほうが、教育システムとかフォロー体制がしっかりしているし、新人を大切にしてくれるところが多いから、安心して派遣先として選ぶことができるの。

訪問看護師の実情

じゃあね、あなたが訪問看護ステーションの所長だとするでしょ。求人を出したら、2人の看護師が応募してきたの。

Aさん:急性期病棟でバリバリに働いてきた人。訪問看護をなめている。しかもプライドが高い。

Bさん:新卒で2年目。訪問看護に看護学生のときから憧れを抱き、どうしても訪問看護をしたくてこの求人に応募してきた。訪問看護に関する勉強を日夜行っている。

さあ、どっちか採用しないといけないとしたら、あなたはどちらを採用する?

それは、もちろんBさんなの。看護師経験は少ないけれど、訪問看護に興味をもって取り組もうとしている人を採用するの。

経験がいくらあっても、訪問看護は「看護+サービス」っていう側面があって、その人の人間性がとっても問われる現場でもあるの。人間性が良くないと思った人に、自分の家を出入りされたうえに、看護なんて受けたくないでしょ。

看護知識や看護経験が少なくても、あとでもいくらでも巻き返しはできるけれど、その人の人間性とかって、なかなか変えることができないじゃない。

いかに患者さんの立場で物事を考え、患者さんの生活を壊さないように看護サービスを行って、生活の質を向上させていくことができるかってことか訪問看護師には大事なんじゃない。

そこをクリアしていくことを自分の喜びに代えていける人こそが、訪問看護師に向いている人だって思うの。

熱く語ってしまったけど、ただね、やっぱり基本的な看護技術は身に付けてから臨んだようがいいわ。

だって、採血や点滴が1人でできないようであれば、不安に感じたり、迷惑に思ったりするのは患者さんだからよ。

患者さんのちょっとした変化を見逃さないで、家族にしっかりアドバイスを行わないといけないし、医師に的確な情報を伝えて指示をもらうことも訪問看護師として大切なこと。

もし患者さんから急な連絡を貰って、医師が到着するまで応急処置を施さないといけないのも訪問看護師としての役割よ。

もし、まだまだ自分の看護技術に不安があるようなら、患者さんのことを思って、もう少し病棟で修業を積んでもいいかもしれないわね。あなた一人の訪問でも、自宅で療養を続ける患者さんにとっては安心できる材料の一つになってほしいから。

訪問看護師の時給

気になる訪問の派遣看護師の時給なんだけど、1,800〜4,000円。訪問看護師の正職員の時給を換算すると平均で1,500円なのを考えると、破格の時給よ。パートやアルバイトなんかになると、時給1,200〜1,500円なんだから。

派遣看護師の中でも訪問看護は、ダントツで時給が高いの。

その理由なんだけどね、訪問看護ステーションの運営って、病院がやっていることもあるけど、民間企業がしていることもあるの。

この民間企業が母体の訪問看護ステーションが実は狙い目。一般的な病院の給与体系とは違うから、時給がかなり高額に設定されていることがほとんど。

「看護師資格がある」ってだけで、時給を高めにしてくれているから、そういった求人を選べばいいの。

しかもね、訪問看護は単発や短期の派遣求人も多いの。だから訪問入浴とか夜勤とかよりは仕事終わりの疲れが少ないし、一人で訪問する分には人間関係とかを気にする必要もないしね。

自分のペースで限られた時間の中で、患者さんと向き合って看護をすればいいの。

病棟みたく、一人の患者さんのおむつを交換しようと向かっていたら、他の患者さんのナースコールに呼ばれて、ずっと待ってもらう。待ってもらったのに、「ごめんね、忙しいのに…」なんて謝らせることもないの。

30〜90分は一人の患者さんのためだけに看護を行うことができるから、じっくり患者さんと関わることができるのも訪問看護師の魅力。

訪問看護の魅力

他にも、訪問看護ステーションは、夜勤もないし、残業も少ないし、土日は休みってことが多いから、家族に時間を合わせやすいっていうもの助かる。

オンコール対応があるステーションもあるけど、オンコール手当が付くから、その点は嬉しいわね。

訪問看護でターミナルの患者さんを看護することもあるけど、仕事が慣れてない派遣看護師に、いきなり重症度の高い患者さんの看護をしてもらうってところも少ないから安心していいわ。

訪問看護は派遣でも慣れてきたら、一人で患者さん宅に訪問することになるの。もちろん、なにか問題が起こったり、一人では解決できなかったりすることがあったら、ステーションに持ち返り、報告・連絡・相談することが大事よ。

一人で患者さん宅に行くってことは、「この看護師は一人で看護ができる」って認められた証拠でもあるの。 あなたはあなたが訪問する患者さんのことを考えて、自分の裁量でサービスを提供していくことができるの。

そこにやりがいを感じることができれば、あなたは立派な訪問看護師だといえるわ。

そのことを分かるためにも、まずはいきなり正職員として転職するんじゃなくて、派遣看護師として働いてみて。

そこから自分の道を決めても遅くはないと思うの。いろいろな訪問看護ステーションに派遣で行けば、「どういった看護を目指しているところが自分に合っているか」ってことも分かってくるでしょ。

まずは派遣看護師で、訪問看護の楽しさややりがいを充分に味わってみて。